技術のABC
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技術のABC

品質に妥協を許さず、間違いなく「よいもの」だと自信を持って商品を提供することが、エービーシー商会のプライドです。その品質を実現させる私たちの技術力の根源をご紹介します。

A
品質はゆずらない

扱いやすい、強度がある、柔軟性がある、意匠性が高い、機能性があるなど、品質には様々な尺度があります。私たちはその一つひとつを充足させたうえで、世の中に商品を送り出しています。その理由は、「社会貢献ができる建材」の提供を常に意識し、施主、設計事務所、ゼネコン、現場の職人、実際に商品の上を歩く人々に至るまで、エービーシー商会に関わるすべての人々の生活を豊かにできる建材だと信じているからです。全社員が、建材のプロフェッショナルとして、そうした商品を提供することが使命だと考え、妥協なく高品質の実現に取り組んでいます。

エービーシー商会の強みは、それぞれの建材に対して卓越した技術力を持つエキスパートがいることです。その技術力は、60年以上の長い歴史の中で培われ、継承され、現場で鍛えられ、今なお進化を続けています。また、海外から取り入れた技術をカスタマイズし、日本におけるスタンダードな商品にしたという例も多く、耐震や耐熱など様々な試験設備を有効に扱える技術を持っているということも大きな特長です。そして、その圧倒的な技術力を用いて、広く課題を解決できる新商品を開発し、いくつもの特許を取得しています。

B
エービーシー建材研究所について

建材の商社として始まったエービーシー商会は、海外から「よいもの」を輸入して販売するというビジネスを展開してきました。しかし日本は海外に比べ、気温差が大きい、湿度が高い、地震が多いなどの特徴があり、建材にとっては過酷な環境です。また、顧客の要求も高く、徐々に海外の「よいもの」が日本では適合しないということが起きるようになってきました。日本で使用するためには、輸入した商品を日本に合わせてカスタマイズしなければなりません。そのような背景から、エービーシー商会はメーカーとしての機能が必要になり、商品開発部門としてエービーシー建材研究所が設立されました。そうした歴史を経て、今では業界のスタンダードを生み出すメーカーの研究所として、商品の開発・改良に力を注いでいます。また、創業商品であるメーカー品(研究所開発品)の塗り床材では、エービーシー商会は国内市場シェアNo.1企業となっています。

商品開発は、エービーシー商会が取得した市場のニーズに合わせて、エービーシー建材研究所が技術でそれを実現するという形で進められていきます。その中で「よいもの」を生み出すためには、両者におけるコミュニケーションの深さが大切です。鍵となるのは「情報共有」。現場で何が起こっているのか、販売部門がどういう声を聞いているのか、そういった情報を両者で共有できるように、情報交換ツールを活用しています。

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商品が生まれるまで

エービーシー建材研究所がニーズに合わせて開発した商品は、コスト感、妥当性などをエービーシー商会が評価し、それに沿ってエービーシー建材研究所がさらに開発を進めていく。「もう少し強度を上げられないか」「コストを下げるためにはどうすればよいか」「こうしたらもっと扱いやすくなりそうだ」など、お互いに忌憚なく意見をぶつけ合い、妥協することなく商品の品質を高めていきます。また、商品研究の中で発見したアイデアが、市場のニーズに合いそうだと感じれば、エービーシー建材研究所からエービーシー商会にテーマアップをすることもあり、常時30〜40のテーマが動いています。
市場でエービーシーブランドを維持していくためには、「よいもの」をつくり、差別化を図り、業界をリードしていかなければなりません。エービーシー建材研究所とエービーシー商会は、「一心同体」なのです。